4月16日から行われる、第80回全日本体操個人総合選手権。注目の選手は?
世界最強のオールラウンダーへ! ロス五輪を目指す戦いが始まる
昨年10月にインドネシア・ジャカルタで開催された世界選手権で、日本人選手が大活躍。男子では橋本大輝選手が個人総合で史上2人目となる3連覇を達成(1人目は2009~2015年まで前人未到の6連覇を達成した内村航平さん)。初出場の角皆(つのがい)友晴選手が種目別平行棒で銀メダルを獲得した。女子では、杉原愛子選手が種目別ゆかで日本女子史上2人目の金メダルに輝いた。
そんな、日本のお家芸の一つともいえる体操競技、世界チャンピオンらが今度は日本一の座を懸けて競う全日本体操個人総合選手権(全日本)が、4月16日から行われる。特に男子は、世界大会に匹敵するレベルの優勝争いが繰り広げられそうだ。
世界選手権3連覇だけでなく、全日本を5連覇中の橋本選手に挑むのが、パリ五輪金メダリストの岡慎之助選手。昨年の全日本では僅差の2位、絶対王者の6連覇を阻み初優勝なるか。世界トップレベルでしのぎを削るオールラウンダー二人の間に割って入れるか、急成長中の19歳・角皆選手にも期待したい。2年後のロサンゼルス五輪で、間違いなく代表の中核を担う選手の一人になるはず。本人も、「今年は自分が個人総合で金メダルを取る」と意気込む。
この全日本と5月14日からのNHK杯の結果で、32年ぶりの日本開催となる9月からのアジア大会(名古屋)、そして10月の世界選手権(オランダ・ロッテルダム)の代表が決まるため、谷川航、萱和磨らパリ五輪団体金メダルメンバーのベテランたちも上位進出を狙う。
女子は、昨年のNHK杯で10年ぶりの優勝を果たし、世界選手権では2個のメダルを獲得、今年に入ってからもW杯で結果を出している杉原選手を軸に争われそう。2022年に一度、第一線を退くものの1年後に現役復帰、そこからさらに成長し続ける。目指すは悲願の全日本初優勝だ。
そして、エースとして期待されていたパリ五輪出場辞退から再起、2年ぶりの全日本優勝と完全復帰を期す、宮田笙子選手にも注目したい。その他にも、昨年の全日本チャンピオンで、パリ五輪と昨年の世界選手権代表の岸里奈選手。同じくパリ五輪と世界選手権を経験した中村遥香選手と岡村真選手といった若手の代表トリオらも出場。
今大会のその先には世界選手権があり、団体総合も実施される。そして団体戦の結果は、ロス五輪の出場資格獲得に繋がっている…。夢の舞台への道のりがここから始まる!
橋本大輝(日本生命/セントラル)

東京五輪個人総合金メダリスト。パリ五輪では団体金メダルに貢献。昨年の世界選手権では種目別鉄棒でも銀メダルを獲得。
角皆友晴(順天堂大学)

昨年の世界選手権では平行棒で銀メダル、鉄棒で4位に。昨年の全日本は橋本、岡に次ぐ3位。2強に迫る期待の新星。
杉原愛子(株式会社TRyAS)

昨年の世界選手権では種目別平均台でも銅メダル。2月のW杯コトブス大会でも平均台で金メダル、ゆかで銀メダルと活躍。
岡 慎之助(徳洲会体操クラブ)

パリ五輪個人総合金メダリスト。昨年の世界選手権は5位。3月のW杯アンタルヤ大会では、平行棒で金メダル。王座奪取なるか!
宮田笙子(順天堂大学)

2024年の全日本チャンピオン。2年ぶりの全日本優勝を狙う。3月のW杯バクー大会では跳馬と平均台で銅メダルを獲得。
information
第80回全日本体操個人総合選手権
日程:4月16日(木)~19日(日)
場所:群馬・高崎アリーナ
NHK総合、NHK BSで放送。
anan 2490号(2026年4月1日発売)より

















