小学生時代に夢を与えてくれたDIVA・倖田來未の魅力。
ゆっきゅん(以下、ゆ):田中さん、この前、倖田來未さんのライブに行かれてましたよね?
田中大資(以下、田):実は初出し情報ですが、倖田組でした。学生の頃からずっと好きで、倖田さんのソウルはかなり自分の中に流れている気がします。
ゆ:DIVAエピソード!
田:単純に憧れていました。「エロかっこいい」感じとか。
ゆ:「エロかっこいい」って当時の日本語の限界だったんでしょうね。今だとフィメールラッパーが「Bitch」とか言ってるけど、あの頃の日本はそういうカッコよさを説明できなくて、「エロかっこいい」に落ち着いたんだと思う。さらにあの頃の倖田さんは、次は私が一番になる! みたいな勢いの輝きがすごいあって。
田:自らちゃんと天下を取ろうとしていましたもんね。
ゆ:歌もダンスもうまくてね。じゃあじゃあそろそろ、12週連続シングルリリースの中でどれが一番好きか教えて?
田:「Boys&Girls」ですかね。
ゆ:やばい! 「Someday」との両A面シングル!
田:あれ良くないですか?
ゆ:私はいまだに迷ってます。前に友達が「D.D.D. feat. SOULHEAD」を好きだと言ってて、私は友達が好きな歌をすぐに好きになっちゃうから、そればかり聴いてた時期もありました。「イピイピアイアイイピアイオー」って歌ってる箇所の魅力が凄くて。
田:「今すぐ欲しい」も好き。
ゆ:懐かしい。全部MVあって頑張りすぎですよね。けど、「Boys&Girls」が好きってことでだいたい田中さんがどんな人かわかりました。倖田來未MBTI。
田:え、なんかヤバい診断結果になってそう(笑)。
ゆ:秘密です(笑)。倖田來未さんとお仕事したことは?
田:ないんです。でも目標です。
ゆ:tanakadaisukeはFNS歌謡祭映えするからすぐできそう!
田:実は倖田さんの存在が、洋服を作ろうと思ったきっかけかもしれない。小学生の頃にライブに行って、この裏側に行きたいと思ったんですよ。なんか携わりたいなって。それが結局、衣装のほうにつながったって感じなんですよね。
ゆ:このステージを作る側になりたいってことですね。
田:そうなんです。客席にいたくない、みたいな。そこからものづくり、衣装という方向性に向かっていった感じです。
ゆ:えー! もう絶対伏線回収してほしい! FNSの担当者の方、ぜひお願いします!
PROFILE プロフィール

田中大資
たなか・だいすけ 1992年、大阪府生まれ。2015年、大阪文化服装学院ファッション・クリエイター学科ニットコースを卒業。’21年に『tanakadaisuke』をスタート。緻密で繊細な刺繍をベースとした、幻想的な美しさが宿るコレクション展開を行う。
PROFILE プロフィール

ゆっきゅん
1995年、岡山県生まれ。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。セカンドフルアルバム『生まれ変わらないあなたを』とそのリミックスEP『生まれ変わらない私を!?』が配信中。インスタ、Xは@guility_kyun
anan 2431号(2025年1月22日発売)より