
伊藤紺さん「最近は散歩が好き。涼しくなってよく歩いています」
今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は歌人の伊藤紺さんです。
短歌ブームを牽引する伊藤紺さん。日常にある喜びや繊細な感情の動きを綴った歌は、みずみずしく伸びやか。親しみやすい言葉のなかに、鋭い視点と感性が見え隠れする。
「大学時代に日記を書いていたんです。本音だけ書くと決めていたので、ありのままの気持ちを見つめる訓練ができ、きっとそれが今、作歌に活かされている。短歌には歌声もメロディもないけれど、あると感じさせるくらい心を動かす力がある。そこに魔性的な魅力を感じ、この先もやめられないだろうと思っています」
自身の性格については“真面目”と分析。ただ、こんな一面も。
「締め切りがあると、ついゲームに逃げちゃう。8時間連続でやった時はさすがに落ち込み、最近は1時間に抑えています(笑)」
Profile
伊藤紺
いとう・こん 1993年生まれ。著書に歌集『肌に流れる透明な気持ち』『満ちる腕』(共に短歌研究社)、『気がする朝』(ナナロク社)が。「山形ビエンナーレ2024」に出展するなど活躍の場を広げる。
anan 2418号(2024年10月16日発売)より





























