もうすぐWBCも開幕、ますます盛り上がるメジャーリーグベースボール。スポーツエンタメの真骨頂ともいえるMLBの魅力をananが深掘り。3月の開幕を前に、日本人MLB選手をご紹介します!
MLB沼に浸かるなら、まずは選手やチームの推しを見つけること。早速、今年活躍が期待される侍MLB選手をチェック! 海を渡ったばかりの若武者も、猛者を封じるエースピッチャーも、そして、スタジアムの熱狂の中心にいるユニコーンも…。全30球団のうち、日本人が在籍する10球団の特徴もちょこっと紹介。球場全体で盛り上がる、スポーツエンタメの扉を開きましょう。
※この情報は、2026年2月12日現在のものです。
TEAM 1|トロント・ブルージェイズ
カナダの国民的な人気を集める、若手スター選手率いる実力集団/カナダ唯一のMLBチーム。球場はトロント中心地にある。チームの顔、ブラディミール・ゲレーロJr.を中心にした攻撃力と俊敏な守備力が魅力。昨季、ワールドシリーズでのドジャースとの死闘が記憶に新しい。
岡本和真
読売ジャイアンツを代表するスラッガーとして活躍し、満を持してMLBに挑戦。状況判断力に長け、リーダーとしてチームを引き締める存在でもあった。パワー、勝負強さ、安定感の揃った打者ながら、MLBの速球、変化球にどれほど対応できるかに注目。ブルージェイズを選んだ理由は、世界一を狙えるチームだからというだけでなく、「娘がこのチームのロゴがかわいいと言ったから」というほっこりエピソードを入団会見で披露した。
TEAM 2|ニューヨーク・メッツ
マンハッタンに近い球場で、ニューヨーク気分も満喫して/同じくニューヨークを拠点とする老舗のヤンキースとは違う、カジュアルなスタイルとファン文化を持ち、熱烈な支持層が存在。ヤンキースとの対戦は、サブウェイシリーズとして特別に盛り上がる。

千賀滉大
2023年MLBデビュー。幽霊のように消える変化球“おばけフォーク”が代名詞。試合で使うグローブにも、かわいいおばけのイラストを取り入れている。昨季は太ももを痛め、復帰後のパフォーマンスが低下。「千賀は全くの別人になってしまった」と厳しい評価も。もともと多彩な球種と知性ある投球で相手打者を翻弄する技巧派。ただ、メッツがトレード市場に千賀を出す可能性があるとの噂もあり、今季はある意味正念場。通年で安定した活躍を見せたい。
TEAM 3|ボストン・レッドソックス
赤い靴下のかわいいマークが目印。名物のホットドッグを片手に観戦/東地区を代表する歴史ある名門チーム。ニューヨーク・ヤンキースとの試合は、MLBの歴史が詰まったライバル対決として盛り上がる。球場左翼にある高さ11.3mのフェンス、グリーンモンスターが有名。

吉田正尚
2023年MLBデビュー。バットを上手に使い、勝負どころで得点を決める安定感が魅力。日本のオリックス在籍時から“マッチョマン”のニックネームで親しまれ、レッドソックスでもその名が浸透。ホームランを打ったときはマッチョマンらしくダンベルを持ったポーズでアピール。MLB3年目の昨季は右肩手術の影響で大幅に出遅れ、自己最低の打撃成績に…。今シーズンは出塁率や長打力を上げ、本来の安定感をアピールしたいところ。
TEAM 4|ワシントン・ナショナルズ
歴代大統領たちが走りを競う、大統領レースも人気/2005年にカナダからワシントンD.C.に移転した、歴史は浅いながら急成長中のチーム。試合中、ワシントンやリンカーンなど歴代大統領の着ぐるみキャラクターが走るレースも、名物イベントとして人気。

小笠原慎之介
2025年、中日ドラゴンズからMLBへ移籍。多彩な変化球とコントロール力が持ち味ながら、MLBでは打者に苦しめられる場面が多数あり、登板数は23試合、防御率6.98と苦戦。残念ながら長いイニングを任せられるほどチームからの信頼は得られていない状況。異文化に適応するためチームに溶け込もうと積極的にコミュニケーションを重ね、チームメイトからの信頼も深まりつつあるよう。2年目を迎える今季、才能開花に期待したい。写真:AP/アフロ
TEAM 5|シカゴ・ホワイトソックス
成長著しい若手スターの活躍で、今年は弱小チームの汚名を返上?/この2年、リーグ最低勝率に沈んだ弱小チームながら、地元ファンは熱烈に応援。投打にわたる若手スターが成長中で、今季、日本が誇るスラッガー・村上宗隆が加わることでファンのボルテージも上昇中!
村上宗隆
打撃センスと身体能力が融合した、日本プロ野球界トップクラスの長打力を誇るパワーヒッター。2023年のWBCで大谷選手の打撃を見て「想像よりはるか上だった」「すごいと思っている自分が情けない」と正直な心情を吐露。より高いレベルを目指すきっかけとなり、MLBへの挑戦、そして成功を目指すことを改めて心に決め、今年移籍。発展途上の球団を移籍先に選んだのも「チームと一緒に成長したい」という強い思いから。
TEAM 6|シカゴ・カブス
伝統を誇るシカゴの顔として人気。クラシックな球場も魅力のひとつ/MLBで最も歴史あるチームのひとつ。本拠地のリグレー・フィールドは、伝統を感じる赤レンガの外観、手作業で変更するスコアボードなど、フォトジェニックな球場としても人気。親子3世代で通うファンも多い。

鈴木誠也
2022年MLBデビュー。長打力に加え、高い打点と勝負強さを発揮。特に昨シーズンは、キャリア最多に迫るホームラン数と100打点超えを実現。MLBでも上位レベルの主軸打者の数字を残した。前半戦は週間MVPにも選出され、若手注目株ピート・クロウ=アームストロングと共にチームを牽引。シーズン途中までの好成績にもかかわらず、オールスター代表に選ばれなかったことが話題になるほどだった。今年に期待。

今永昇太
2024年MLBデビュー。“投げる哲学者”の異名を持ち、制球力、投球の質が持ち味。1年目は15勝を挙げ、地元ファンが大喝采。サービス精神も旺盛で、チームの公式SNSでは、シャワーを浴びながらチームの応援歌を熱唱する姿を披露するなど、ユーモア溢れる人柄が魅力。ただ昨シーズンは被弾が多く、本人にとっても不本意な内容となった悩み多き一年に…。シーズン終了時「今のままでは通用しない」と発言し、今季復活をかける。
TEAM 7|ヒューストン・アストロズ
暑いテキサスの気候にも負けない、熱量高めの熱狂ファン多し/近年、地区優勝やリーグ優勝争いを続けている安定感のあるチーム。暑いテキサスの天候に左右されない、開閉式屋根で有名なダイキン・パークでは、熱量が高いファンの応援で客席がオレンジ色に染まる。
今井達也
西武ライオンズから今季MLBへ。他チームからもオファーがあった中、「優勝したいという気持ちを一番刺激してくれたチーム」としてアストロズ入団を決意。「ワールドチャンピオンを目指す準備はできている」と入団会見でも熱いコメントを発信した。バッターを追い込んでからのギアの上げ方が印象的で、「ここで決める」ポイントを外さない気迫がウリ。真っ向勝負のスタイルが、パワフルな打者にどこまで通用するかが見どころ。

今永昇太
2024年MLBデビュー。“投げる哲学者”の異名を持ち、制球力、投球の質が持ち味。1年目は15勝を挙げ、地元ファンが大喝采。サービス精神も旺盛で、チームの公式SNSでは、シャワーを浴びながらチームの応援歌を熱唱する姿を披露するなど、ユーモア溢れる人柄が魅力。ただ昨シーズンは被弾が多く、本人にとっても不本意な内容となった悩み多き一年に…。シーズン終了時「今のままでは通用しない」と発言し、今季復活をかける。
TEAM 8|ロサンゼルス・ドジャース
スーパースターが大集結! MLBが誇る銀河系軍団/東のヤンキースと並び、突出したブランド力を誇る。他球場の試合では「BEAT MONEY」というヤジ(チャント)が飛ぶほど、金満軍団と揶揄されるが、裏を返せばスター揃いの魅力ある球団ということ。

大谷翔平
「翔平と一緒に野球をしたことを、将来孫に自慢したい」とチームメイトに言わしめる、インクレディブルな存在。アウェイでの現地実況席も、その偉業に数秒無言、その後笑うしかないという事態もしばしば。渡米当初は二刀流に懐疑的だった現地識者を、MVPを3度受賞する実力で平伏させ、今や、ヤンキースのアーロン・ジャッジと共にMLBを代表する顔に。今年は、二刀流シーズンの本格的な開幕。投打のさらなる活躍に注目だ!

山本由伸
日本で圧倒的な成績を残し、2023年12月にドジャースに入団。身長178cmと体格的には恵まれていないほうだが、圧倒的な野球センスが魅力。昨シーズンはあまたの名シーンで活躍し、チームの真のエースに成長。昨年のワールドシリーズ第7戦で、中0日の救援登板を自ら志願し、胴上げ投手となった歴史的な快投も記憶に新しい。愛されキャラで、“由伸ラブ”のチームメイトの一人、スネル投手との微笑ましいじゃれ合い場面もおなじみ。

佐々木朗希
ピッチャーとしては大谷以上の逸材との評価もあり、2025年に期待の剛速球投手として鳴り物入りでMLBへ。ただ、肩の故障やコントロールの波もあり苦戦。ファンからは厳しい声も上がり、新人王有力候補との期待を大きく裏切る結果に。しかし、秋のポストシーズンで復活しクローザーとして活躍。大舞台での強さと適応力を感じさせ、終わり良ければすべて良しという結果に。2年目の今季は、先発復帰で本領発揮が期待される。
TEAM 9|ロサンゼルス・エンゼルス
ディズニーランドと至近距離。観戦とセットの欲張り観光も可能/選手を身近に感じるチームカラー。ドジャースファンからは「ロサンゼルスを名乗るな、お前らは田舎アナハイムのチームだ」と揶揄されるも、牧歌的な雰囲気で根強いファン多し。成長著しい若い選手に期待。

菊池雄星
2019年にMLBへ。シアトル・マリナーズ、ブルージェイズ、アストロズと渡り歩き、2025年に先発の柱として期待され、エンゼルスに加入。MLBでは苦しい時期もあったが、キャリアの浮き沈みを乗り越えて成長。ミスがあっても立て直す力があり、奪三振率も高く、試合の流れをつくるピッチャーとして活躍。大谷選手より3つ年上で花巻東高校の先輩。岩手県花巻市に野球のトレーニング施設を開設したり、若い世代の応援にも力を注ぐ。写真:AP/アフロ

山本由伸
日本で圧倒的な成績を残し、2023年12月にドジャースに入団。身長178cmと体格的には恵まれていないほうだが、圧倒的な野球センスが魅力。昨シーズンはあまたの名シーンで活躍し、チームの真のエースに成長。昨年のワールドシリーズ第7戦で、中0日の救援登板を自ら志願し、胴上げ投手となった歴史的な快投も記憶に新しい。愛されキャラで、“由伸ラブ”のチームメイトの一人、スネル投手との微笑ましいじゃれ合い場面もおなじみ。

佐々木朗希
ピッチャーとしては大谷以上の逸材との評価もあり、2025年に期待の剛速球投手として鳴り物入りでMLBへ。ただ、肩の故障やコントロールの波もあり苦戦。ファンからは厳しい声も上がり、新人王有力候補との期待を大きく裏切る結果に。しかし、秋のポストシーズンで復活しクローザーとして活躍。大舞台での強さと適応力を感じさせ、終わり良ければすべて良しという結果に。2年目の今季は、先発復帰で本領発揮が期待される。
TEAM 10|サンディエゴ・ パドレス
打倒ドジャースにメラメラ。同地区同士の因縁対決が激アツ/海風を感じる開放的なスタジアム「ペトコ・パーク」に、タティスJr.、マチャドなど、プレーもビジュアルも華のある選手が集結。同地区のドジャースとは、毎回乱闘寸前のバチバチ対決が見もの。

松井裕樹
東北楽天ゴールデンイーグルスから2024年に入団。普段はほのぼのとした穏やかな雰囲気ながら、マウンドでは闘志全開。抑え投手として、失点=即敗戦に繋がる場面に登場し、ここ一番で三振を奪えるハートの強さを発揮する。昨シーズンは、好スタートを切ったものの徐々に成績が降下。防御率・奪三振率・与四球率などの主要項目はMLB1年目より悪化。今季はどんな場面でも信頼される投手となるべく、得意の変化球に磨きをかける。

ダルビッシュ有
2012年に渡米し、テキサス・レンジャーズやドジャース、カブスでキャリアを重ねる。やんちゃな素顔で世間を賑わせていたのも今は昔、年月と経験を重ね、人間的にも投球技術でも円熟味を増した。日米通算勝利数は歴代最多の208。ただ、右肘リハビリのため今シーズンはすべて欠場が決定。パドレスとの契約が続行されるかは未定だが、チーム内の信頼は絶大。「出会った中で一番クール」と、悪童揃いのパドレスで兄貴的存在に。
速報!
菅野智之選手がコロラド・ロッキーズと契約合意!
昨季オリオールズにてMLBデビューしたばかりの36歳の「オールドルーキー」の去就が、キャンプイン前に決定! ロッキーズの本拠地のクアーズ・フィールドは高地にあり、ホームランが出やすい「打者天国」。昨年は被本塁打数がリーグ最多という不名誉な記録をつくったが、抜群の修正力でなんとかアジャストしてほしい。

松井裕樹
東北楽天ゴールデンイーグルスから2024年に入団。普段はほのぼのとした穏やかな雰囲気ながら、マウンドでは闘志全開。抑え投手として、失点=即敗戦に繋がる場面に登場し、ここ一番で三振を奪えるハートの強さを発揮する。昨シーズンは、好スタートを切ったものの徐々に成績が降下。防御率・奪三振率・与四球率などの主要項目はMLB1年目より悪化。今季はどんな場面でも信頼される投手となるべく、得意の変化球に磨きをかける。

ダルビッシュ有
2012年に渡米し、テキサス・レンジャーズやドジャース、カブスでキャリアを重ねる。やんちゃな素顔で世間を賑わせていたのも今は昔、年月と経験を重ね、人間的にも投球技術でも円熟味を増した。日米通算勝利数は歴代最多の208。ただ、右肘リハビリのため今シーズンはすべて欠場が決定。パドレスとの契約が続行されるかは未定だが、チーム内の信頼は絶大。「出会った中で一番クール」と、悪童揃いのパドレスで兄貴的存在に。
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anan 2485号(2026年2月25日発売)より












