完成したかるた。所要時間は約1週間。4ステップでできました!

どうやら最近、カードゲームを1セットからでも作れるらしい!! ゲーム素人のライターでも果たして作れるのか…、いざ実験。

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    作業は超簡単で、出来上がりは高品質!

    実はここ数年、アナログゲームの即売会の「ゲームマーケット」に足を運んでいるananスタッフ。クリエイターのブースが並ぶ中に印刷メーカーの出店もあり、そこで「こんなゲーム作れます!」という情報をキャッチ。さらにネットでいろいろ調べてみると、トランプなどカードゲームなら1セットからオーダーを受けてくれる印刷メーカーがあることを発見!

    カードゲームは奥深く、ワン・アンド・オンリーの哲学がなければおもしろいものができないことは重々承知ですが、モノとしての愛らしさもあるわけで、とりあえず、とりあえず1つ、素人ながら作ってみるのはどうか…と、思い切って一歩踏み出してみました!

    今回お世話になったのは、制作からオーダーまですべてネットで(なんならスマホで)完了できる「オンデマンドカルタ.com」のサービス。デザインソフトが使えなくてもサクサクと作業が進み、めちゃくちゃかわいいかるたが完成しました。大感激!

    ステップ ① かるたにしたいテーマを探す

    実は、昨年ananのギフト特集で、「47都道府県のもなかを紹介する」という企画をやっていたスタッフが、その際もなかの形のかわいさにヤラれてしまい、「いつかこれで神経衰弱をやりたい…」と夢想。カメラマンさんに「データお借りできますか…?」とお願いをしたところ、ご快諾いただけた! ありがたい!! ということで今回は“もなか”をテーマとすることに決定。

    anan2423号の「全国47都道府県 もなか選手権」の記事。残念ながらモノクロだったので、カラーでかるたが作りたい!

    ステップ ② かるたにしたい画像を用意する

    読み札は、あらかじめ50音がセットされているデザインを使うこともできますが、こちらで用意した画像で作ることも可能。今回は、かるた&神経衰弱で遊べるものが作りたかったので、絵札・読み札の両方にもなかの写真を使うことに。手持ちのもなかの画像を切り抜いて、かるたのサイズに合うように調整し、読み札には文字を。なかなか思うようにできなくて、難しかった~。

    絵札側には右上に丸を入れ、読み札側にはもなかにまつわるひとことを。それっぽくデザインするのにひと苦労。

    ステップ ③ サイトにデータをアップし、配置

    今回は47都道府県のもなかなので、絵札と読み札それぞれ47枚と、遊び方の解説カードを1枚、合計95枚分の画像を作成。出来上がったら「オンデマンドカルタ.com」のサイトにいって、サーバーにデータをアップ&カードのサイズの枠に配置し、トリミングなどをしながらバランスをチェック。作業はほぼ、アップする→ドラッグするだけ。デザイン素人でもぜんぜん難しくない!

    サーバーにアップした画像は、絵札、読み札の順に配置していきます。この時点で“かるた感”満々で気持ちが上がる!

    ステップ ④ 約1週間で、かるたが到着!

    カードはマックスで合計100枚までオーダー可能。すべて配置したら、[注文]をクリックし、支払いや配送などに関しての入力をすれば、オールオッケー。あとは到着をワクワク待つだけです。1週間後、宅配便が到着。中を開けるとそこには、世界でひとつだけのかるたが…!! 蓋を開けてドキドキ、めっちゃかわいい♡ 印刷もきれいだし、完成度の高さに感激です。やばい、遊びたい!!

    白い箱に白いカードが、なんだかとっても恭しい…。こころなしか、もなかたちもなんだか嬉しそうに見えるから不思議。

    一度作ると反省点も出る。ブラッシュアップ版を作りたい!

    ということで出来上がったのがこちら。名付けて「47都道府県もなかるた」。各都道府県から選ばれたもなか47個がデザインされていて、読み札を読んで絵札を取るかるた遊びもできれば、94枚のカードを伏せて同じもなかを探す神経衰弱もできるという優れもの。

    でももなかの写真や文字のサイズなど、実際作ってみると反省点もあり、やり直したいポイントが多々。コンセプトやデザインを詰めてクオリティを上げ、目指せ商品化~。

    Information

    オンデマンドカルタ.com

    自作のイラストや写真を使ったオリジナルかるたが作れるサービス。注文は1セットから、最大200セットまで可能。1セットあたりの価格は¥1,540~¥9,350。注文から約1週間で完成、無料送付してくれる。詳細やオーダーは、サイトをチェック

    写真・鳥羽田幹太 取材、文・河野友紀

    anan 2473号(2025年11月26日発売)より
    Check!

    No.2473掲載

    カルチャーを感じる、ゲーム案内2025

    2025年11月26日発売

    川村壱馬さんのゲーム愛インタビュー、大ヒット作『都市伝説解体センター』の魅力解剖、可愛いドット絵ゲームが人気の「カイロソフト」紹介、ボドゲからTRPGまで取り上げたアナログゲームガイドなど、今回もゲームの楽しさと魅力をたっぷりとお届けします。

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    全体的な意味としては昨日の延長で“世の中の酸いも甘いも噛み分けること”がテーマの日ですが、今日の場合はそれを踏まえて危ないことから遠ざかる意味が強めです。いくら誰かのためになりたいと望んでも、知識と技能が未熟なままでは役に立てないどころか、かえってトラブルのもとになるよ、ということを伝えている日です。

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