18歳のラッパー・edhiii boi「ファンや仲間が背中を押してくれるから素直な歌詞が書ける」

エンタメ
2025.04.18

edhiii boiさん

18歳のラッパー、edhiii boiさんの高校生活ラストアルバム『大人になんてなりたくない』には等身大の気持ちとキラリと輝くワードセンスと高いラップスキルが詰まっている。

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ファンや仲間が背中を押してくれるから素直な歌詞が書ける。

「今はSNSなどで悩みや不安な気持ちがいろんな言葉で届けられるんですが、僕の曲を聴いて『こういうふうに感じてたのって私だけじゃないんだ』とそういう気持ちが少し楽になってもらえたらと自分の感情や実体験をそのまま歌詞にしました」

「昔の自分だったら書けなかった」という歌詞が、憂いのあるサウンドが特徴的な「マジだりぃ」だ。

「極端に落ち込んだり、感情がジェットコースターのように変わる性格と面倒くさがり屋なところが出ている曲です。昔だったらファイトソングにしていたと思うんですが、ファンのみなさんや仲間やSKY-HIさんが『そのままのedhiiiでいいんだよ』って背中を押してくれるから、ここまで素直に歌詞が書けるようになりました。今の環境が尊いです」

瑞々しいポップパンクに乗せて、15歳で上京するまで長らく二人で暮らしていた母への感謝を綴ったのが「ラブレター」だ。

「お母さんはずっと仕事が忙しかったので僕は幼い頃から家に一人でお留守番していることが多かったんですが、『お母さんが好きだ』っていう気持ちは他の子どもと変わらないと思ったし、高校を卒業するタイミングだからこそ伝えられることがあると思って書いた曲です。お母さんに最初に聴かせたくて、東京に遊びに来た時にタクシーの中で聴いてもらったら号泣してたので“いい曲できたのかな”って。でもその30分後くらいには怒られて“あれ? 効果なかった?”って思いました(笑)」

4月からはアーティスト活動一本の生活が始まった。

「機材を置く大きな机や一番音が好きなスタジオと同じコンプを奮発して買って、自宅でいい音を録れる環境を整えている最中です。自慢できるスペースができあがりつつあるので、仲のいいJUNON(BE:FIRST)と『やっと一緒に伸び伸びと曲が作れるね』っていう話をしました。でも自宅の画像を見せたら『ここまでやったんだ?』って言われてちょっと引かれて(笑)。『サウンド&レコーディング・マガジン』に出られたら嬉しいですね」

PROFILE プロフィール

edhiii boi

エディボーイ 2007年1月18日生まれ、兵庫県出身。10歳でラップを始める。’22年、配信シングル『NO』でデビュー。「おともだち」が’24年上半期TikTokチャート第2位を記録。5月から初の東名阪ツアーを開催。

INFORMATION インフォメーション

3rdアルバム『大人になんてなりたくない』

Novel Coreをフィーチャーした「爆走」ほか、全10曲収録。【初回生産限定盤(CD+Blu-ray)】¥4,200 【通常盤(CD)】¥2,200(Bullmoose Records)

写真・JOJI(RETUNE Rep) 取材、文・小松香里

anan2442号(2025年4月9日発売)より

MAGAZINE マガジン

No.2442掲載2025年04月09日発売

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