
左から、山﨑賢人さん、志尊淳さん、神尾楓珠さん
いよいよ7月17日(金)に公開を控えた『キングダム 魂の決戦』 より、主人公・信を演じる山﨑賢人さん、蒙恬を演じる志尊淳さん、そして、王賁を演じる神尾楓珠さんという、若き将たちが登場! 大将軍の“熱”を継ぐ彼らの今作への想いとは!?
── 信と蒙恬、王賁は同世代の武将たちですが、みなさんの実際の年齢も近いですよね。撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
山﨑賢人(以下、山﨑) (志尊)淳ちゃんと俺が同学年で、神尾くんがちょっと下?
志尊淳(以下、志尊) うちらの4つ下だね。撮影中は思い出話をしたり、近況を話し合ったりしてました。「最近、何してんの?」みたいな(笑)。
山﨑 淳ちゃんとはドラマ『トドメの接吻』(’18年)以来、共演してなかったから懐かしいねって。
志尊 でもみんなが集まったのは函谷関の上で会話するシーンだけだったから、会えたのはほんの一瞬だったけど。
神尾楓珠(以下、神尾) 僕はお二人が話してるのをただ聞いてました。映画の中でも信と蒙恬が話しているのを王賁が聞いてるという感じだったので、その構図を踏襲して(笑)。
── 映画『キングダム』には錚々たる将軍たちがたくさん登場します。大先輩方との共演で感じたことはありましたか?
神尾 僕はワールドプレミアで初めてみなさんにお会いしたんですけど、『キングダム』の世界でお会いしたかったですね。みなさん、オーラがすごかったです。
志尊 ちょうど今回の撮影をしている時に前作が公開されたんですけど、蒙武役の平山(祐介)さんの気合の入り方がすごかったんですよ。本番直前までチューブで筋トレして、撮影が終わったらまた筋トレに戻る、みたいな。すべてがプロフェッショナルで、本当に素敵だなと思いました。僕がお会いしていないみなさんも、きっとそういう意気込みでやっていらっしゃると思うんですよ。そういう姿を見ていると自分もやらなきゃと思うし、そんな雰囲気があるから『キングダム』はいい作品になっているんだな、と感じました。
山﨑 『キングダム』って気持ちをストレートに熱くできる作品じゃない? しかも作り手のみんなも『キングダム』が大好きで、そういう気持ちを持って現場に来ているから、もともと現場の熱量が高いんだよね。そんな中で、先輩方がこれだけの熱量を見せてくれているんだから、俺らもやらないとって自然と思うようになるよね。
── 映画『キングダム』もすでに5作目となりました。第1作から7年が経ち、思うことは?
山﨑 まず信の成長ぶりがすごいですよね。出世して千人将になったというのもありますが、あまたの戦をこなしてきていろんなことを俯瞰できるようになった、という感覚を持って演じました。それこそ今作は蒙恬と王賁が初めて登場しますが、撮影現場で衣装を着た二人に会った時、本当にぴったりだなと思った!
神尾 もともと『キングダム』は観ていたし、もし機会があればとは思っていたので、出演できると聞いた時は嬉しい気持ちが強かったですね。シリーズの途中で参加する分、心配なところもありましたが、完成版を観て不安は払拭されました。今回はアクションが多くてセリフで表現できる部分は少なかったんですけど、王賁という魅力的な人物を演じられて嬉しかったです。
志尊 蒙恬は飄々としていて誰に対してもフランクなんですけど、戦では命を懸けて戦う二面性が魅力かなと思います。原作がある作品なのでみなさんが思い描く蒙恬と、自分が演じるからこそ表現できる蒙恬をどう融合させるかについては考えましたね。個人的には蒙武とのシーンはこれまでの『キングダム』にはなかった関係性を表現できたんじゃないかなと。
山﨑 あのシーン、すごく好き!
神尾 蒙恬も王賁もここから成り上がっていく立場なので、彼らが持つ野心が見せられたらなというのは思いましたね。特に王賁は根がまっすぐなんですよ。感情を表に出すタイプではないけれど、内側に熱さを持っているところは僕自身と近しいものを感じました。
── 今作で印象に残っているシーンやお気に入りのシーンは?
山﨑 今回初めて、飛信隊が自分たちの旗を掲げるんですよ。飛信隊が戦場に到着して旗が掲げられるシーンは、今まで続けてきたものがある分、感慨深さを感じましたね。飛信隊が来てくれるとやっぱり嬉しい(笑)。
神尾 僕が印象的だったのは豊川悦司さんが演じる麃公将軍ですね。戦場で先陣を切る姿もかっこよかったですが、信に対する目の芝居には痺れるものがありました。王騎将軍と親しかった麃公将軍だからこそ持つ想いを信に託す、という気持ちが感じられて素敵でした。
志尊 麃公将軍とお酒を酌み交わすシーン、よかったよね。
山﨑 信も千人将まで駆け上がったけど、信にとってはいまだに王騎将軍が天下の大将軍で、一番上の存在なんだよね。そんな王騎将軍と並ぶ麃公将軍もまた信にとってはかなり上の存在である、ということを考えながら演じました。あのシーンは豊川さん演じる麃公の雰囲気を受けてできた演技だったから、ああいうシーンが出来上がったのは嬉しかったな。
志尊 新しいキャラクターがたくさん登場するのも見どころですよね。原作ファンの方にとっては「このキャラクターは誰が演じているんだろう?」というワクワクで、映画の最初から最後まで楽しめると思うんですよ。蒙恬と王賁は秦国の武将なのに今回初めて登場するキャラクターなので、敵国の武将とはまた違った難しさがあったんですけど、登場人物が勢揃いする賑やかさはまるでお祭りがはじまるような感じですよね。
── 映画『キングダム』の魅力とは何だと思いますか?
志尊 今回初めて撮影に加わって、役者のみなさんがそれぞれのキャラクターを一番に考えて、切磋琢磨しながら作品を作っているのを肌で感じました。キャリアや年齢に関係なく、みんなが同じ想いを持ってそれぞれの場所に向かっていて、それはまるで実際に『キングダム』の世界で戦っているキャラクターたちのようだと思いました。戦場では周りの状況はよく見えないけれど、だからこそ自分がやれることをやろうとなるので。そういう想いが塊になって、映画『キングダム』は生まれているんだなと感じました。『キングダム』という作品そのものと、映画『キングダム』のものづくりの過程がリンクしているからこそ、作品を観てくださる方の心も躍るし、感動できる物語になっているんだと思います。何も考えずにただ楽しみたいという気持ちで観ていただいても感じてもらえるものはあると思うので、ぜひ劇場に足を運んでいただきたいです。
神尾 『キングダム』がこれまで築き上げてきたものは継承しつつ、でもここからまた新しい風が吹いていくんですよね。今作で初めて登場する蒙恬と王賁といった次の世代が台頭していくワクワク感や、新しく登場する個性的なキャラクター、どこを取っても見どころになっています。僕も完成版を観ながら、終始興奮していました(笑)。ただただ『キングダム』の世界に入り込んでもらえたらと思います。
山﨑 『キングダム』って“アツい”んですよね。どんな人が観ても誰かしらのキャラクターに感情移入できるし、心を震わされる熱がある。ストーリーが面白いのはもちろん、プロフェッショナルなキャストとスタッフみんなで熱量高く作り上げた、最高のエンターテインメントになっていると思います。この映画を観てくださるみなさんと一緒に、この熱を、炎を、どんどん大きくできたらいいなと思っています!
Profile
山﨑賢人
やまざき・けんと 1994年9月7日生まれ、東京都出身。2010年、ドラマ『熱海の捜査官』で俳優デビュー。'20年にはドラマ『今際の国のアリス』が世界的に配信され、話題に。 '28年放送予定の大河ドラマ『ジョン万』で主演が決定。
志尊 淳
しそん・じゅん 1995年3月5日生まれ、東京都出身。2011年、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンでデビューし、'14年の『烈車戦隊トッキュウジャー』で注目を集める。出演作にドラマ『10回切って倒れない木はない』など。
神尾楓珠
かみお・ふうじゅ 1999年1月21日生まれ、東京都出身。2015年、ドラマ『母さん、俺は大丈夫』でデビュー。ドラマ『左ききのエレン』で初主演。出演作に映画『恋は光』など。7月20日スタートのフジテレビ月9『ブラックトリック』に出演。
『キングダム 魂の決戦』
information

絶体絶命の危機を前に、秦の将軍たちが立ち上がる
王騎を失った馬陽の戦いから3年。信は千人将となり、大将軍への道を着実に歩んでいた。そんな折、秦以外のすべての国が手を組んだ“合従軍”の来襲で、秦は絶体絶命の危機に陥った。総勢50万もの大軍を前に、咸陽の王宮は若き王・嬴政を中心に事態の収拾へと奔走する。一方、戦の場は秦の国門・函谷関へ。函谷関には信と同世代の武将である蒙恬と王賁の他、麃公、蒙武、騰(とう)、桓騎ら将軍が集結し、守りを固めた。李牧が中心となり結成された合従軍は楚の春申君を総大将に、各国が軍勢を率いていた。その中には秦にひときわ強い恨みを抱く趙の万極が、戦いの火蓋が切って落とされるのを今か今かと待っていた…。
7月17日(金)より公開。原作:原泰久「キングダム」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載) 配給:東宝 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
Ⓒ 原泰久/集英社 Ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会
志尊 淳さん・ジャケット ¥729,300 パンツ ¥ 240,900 ストール ¥95,700(以上TOM FORD/TOM FORD JAPAN TEL. 03-5466-1123) その他 はスタイリスト私物
写真・矢吹健巳(W) スタイリスト・伊藤省吾(sitor/山﨑さん) 吉田ケイスケ(志尊さん) 寒河江 健(Emina/神尾さん) ヘア&メイク・永瀬多壱(VANITÉS/山﨑さん) 礒野亜加梨(志尊さん) 奥山信次(神尾さん) 取材、文・尹 秀姫 撮影協力・AWABEES バックグラウンズ ファクトリー
anan 2503号(2026年7月8日発売)より

































