
ソロアーティスト“HOKUTO”として、ポップで多彩な楽曲を詰め込んだ待望の1stアルバムをリリースした吉野北人さん。ソロプロジェクトに込める想いやひとりでステージに立つからこそ実感するグループへの想いまで、たっぷり語っていただきました。
ソロは“等身大”がモットー。型にはまらず自分の幅を広げたい
昨年5月にHOKUTO名義でソロデビューを果たした、THE RAMPAGEのボーカル・吉野北人さん。楽曲、ビジュアルともにポップな雰囲気が満載で、ワイルドさが際立つグループ活動とはまた違った魅力を発揮している。
「ソロ活動を始めるうえで意識したのは、“カッコつけない”こと。等身大の自分を見ていただきたいと思ったんです。もともとポップなテイストの楽曲は好きですし、衣装などビジュアルに関しても自然体に。普段はレディースを着ることもあるので、今日のハーフパンツのようなかわいい感じの格好も好きなんです。型にはまらず自分を最大限生かせるように、いろいろ挑戦したいと思っています」
そんな気持ちの表れといえるのが、1stアルバム『JUKEBOX』。探求心の赴くままに、ポップスをはじめ、R&B、さらにはラップにもチャレンジしている。
「今作では、さまざまなジャンルのクリエイターさんとコラボさせていただきました。例えば、『hateyou? loveyou?』はPenthouseさんが提供してくだった楽曲ですが、デモに入っていた浪岡真太郎さんの歌がとてつもなくうまくて…。これを歌える技量が自分にはあるのかと、少し不安に。レコーディングの時には浪岡さんにディレクションに入っていただいて、苦戦しながらも、最終的にはカッコいい楽曲に仕上げられたと思います。あと、ラップに関しては、僕自身、やるイメージがあまりなくて。だからこそ、表現者としての可能性を潰さないようにと、むしろやりたいと思ったんです。ポップさの中にラップがあるような楽曲を希望していましたが、SKRYUさんに提供していただいた『Diamond』は、そのバランスが自分のイメージにピッタリで。レコーディングをしていても、すごく楽しかったです」
多彩なクリエイター陣とのコラボにより、HOKUTOさんの新たな一面が引き出される結果に。
「ディレクション次第で、歌い方や表現の仕方は変わります。今回ご一緒したみなさんは、アーティストとしての技術を確立されている方ばかりですが、それを授けてくださるとともに、僕の持ち味も生かしてくださって。いいとこ取りができたなという感じです」
個性豊かな楽曲で構成され、次はどんな曲が飛び出すのかと期待値が高まる、まさにジュークボックスのようなアルバム。しかし、その根底にはHOKUTOさんこだわりの、一貫したテーマがある。
「僕はこのアルバムを聴く人が、ポジティブになれるような作品にしたかったんです。音楽にはその力があると思うし、それが表現者としての僕がやりたいこと。時には辛いことや落ち込むこともあると思いますが、『JUKEBOX』を聴いて、少しでも前向きになってもらえたら。そんな想いを、歌詞や楽曲に込めました」
ソロでは、作詞にもトライ。なかでも昨年12月25日にリリックビデオが公開され、アルバムにも収録されている「Youarespecial」の制作エピソードは印象的。
「自分の中に表現したい曲のイメージがあって、まずは知り合いの作曲家さんに相談して音を作ってもらったんです。テーマは“みんなが幸せになれる曲”。子どもが笑顔になれば、みんな幸せになれるのではと思い、最初は子どもに向けたメッセージを書いていたんです。でも、レコーディングで歌ったらしっくりこなくて、やっぱりもっと幅広い人に届けようと、歌詞を全部書き直しました」 こうして大切に作り上げた12曲による1stアルバム。ソロ活動は、THERAMPAGEのメンバーも応援している。
「みんなよく聴いてくれていて、この間、陣さん、やましょう(山本彰吾)さん、(武知)海青、(藤原)樹、まこっちゃん(長谷川慎)、龍、(岩谷)翔吾でカラオケに行った時も、ソロデビュー曲の『オパッキャマラド!』を歌ってくれました。いつもゴリゴリでパフォーマンスしているメンバーが、かわいい楽曲を歌っている姿にほっこり。リリース当時は一緒にダンスを踊ってくれたりして、本当に嬉しいですよね」
今後、挑戦してみたいことについても聞いてみると、「ソロ活動では、ツアーをやってみたいです。ライブで盛り上がりそうな楽曲ばかりなので、その楽しさをファンのみなさんに直接届けたい。プライベートでは、スイスに行ってみたいと思っています。海外旅行が好きで年に数回しているんですけど、次はスイスのように自然が多くてクリーンな場所でゆっくり過ごしたいです」
ちなみに、今号のアンアンはお金の特集。最近買って、これは大正解だったと思うアイテムは?
「ベッドです。マットレスが分厚くて、とにかく寝心地がいいんです。ベッドに横になるのが楽しみで、毎晩『あぁ、最高…』と言ってしまうほど(笑)。人は人生の3分の1以上、寝ているというじゃないですか。自分でも驚くぐらいいいお値段がしましたが、そこは妥協せず、買ってよかったです」
Profile
吉野北人
よしの・ほくと 1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。2017年、THE RAMPAGEのボーカルとしてデビュー。'25年5月にソロデビュー。俳優としての活躍も目覚ましく、昨年1月には主演映画『遺書、公開。』が公開された。
写真・NAJINKYUNG(TRON) スタイリスト・吉田ケイスケ ヘア&メイク・Aki 取材、文・保手濱奈美
anan 2498号(2026年6月3日発売)より





























