『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』で主人公に。冬野心央「憧れのヒーローになれたのは運命」

2025年~2026年に放送された、「スーパー戦隊」シリーズ49作目および50周年記念作品『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』で主人公のゴジュウウルフ/遠野吠(とおの・ほえる)を演じた冬野心央さんのインタビューをお届けします。


『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(以下、ゴジュウジャー)で主人公のゴジュウウルフ/遠野吠を演じた冬野心央さん。ナンバーワンを目指す敵怪人たちと戦うだけでなく、戦隊のメンバー同士でも競い合う本作。それまでの作品では主流となっていた正義vs悪の構図とは異なり、敵味方関係なく“ナンバーワンになること”を目的としたプロットに注目が集まった。

information

『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』

2025年~2026年に放送された、シリーズ49作目および50周年記念作品。モチーフは“獣”。ナンバーワンは1人しかあり得ない──。正義のためではなく自分の願いを叶えるため、はぐれ者たちが悪の軍団や歴代スーパー戦隊のレッドたちと最強の座を奪い合う。 Ⓒテレビ朝日・東映AG・東映

「願いを持たなかった吠が回を追うごとに成長し、最後にようやく願いを見つけて叶えることができた。そんな最終回は、僕の一番のお気に入りとなりました。個性を生かして自分らしく生きるというこの作風が好きで、ある意味破天荒なこの物語は僕の宝物です。見てくれた子供たちが、自分らしく生きるということを感じてくれていたら嬉しいです」

幼少期から特撮シリーズを見て育ったという冬野さん。

「個人的には、仮面ライダーのような、ひとりで最強なヒーロー像にも憧れを抱いてきました。だからこそ、一人一人が“ナンバーワン”で最強なゴジュウジャーに巡り合えたのは、運命だったのかもしれません。初めてゴジュウウルフのスーツを身にまとった時、憧れていたヒーローになれるんだと気持ちが昂ったのを今でも覚えています。また役者としての経験が乏しい僕にとって、アフレコやグリーンバックでの撮影など初めてのことだらけで、今後の役者人生の多くの基盤を作れたし、とても充実した一年でした」

スーパー戦隊シリーズの一区切りに寂しさを感じつつも、次のシリーズへ期待を寄せる。

「ファンのみなさんの惜しむ声を聞いたり、悲しみのコメントを目にして、本当に愛されてきたシリーズだと実感しました。僕自身も特撮ならではの迫力あるアクションを見て、“カッコいい”の価値観が生まれ、ヒーローの存在を知りました。次の『PROJECT R.E.D.』からまた新たなヒーローが誕生しますが、これまでのスーパー戦隊のよさを引き継ぎつつ、特撮のさらなる挑戦や新しい概念みたいなものが生まれることにワクワクしています。日本の特撮技術は、海外のクリエイターたちにとっては『喉から手が出るほど欲しいもの』だとも聞きます。これからも特撮でしか生み出せない、日本独特のエンタメ作品を世界に誇っていけることを願っています」

Profile

冬野心央

ふゆの・みお 2003年12月3日生まれ、山口県出身。ゴジュウウルフ/遠野吠として出演するVシネクスト『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVSブンブンジャー』は3月20日より上映開始。

写真・Nae.Jay スタイリスト・松本羽生(東京衣裳) ヘア&メイク・榊原なつ実(THE FACE MAKE OFFICE) 取材、文・野村文 若山あや

anan 2485号(2026年2月25日発売)より
Check!

No.2485掲載

エンタメの系譜 2026

2026年02月25日発売

日本エンタメ界で長く人気を誇る“王道”エンタメの現在地を深掘り。若手のブーストステージ『教場』をはじめ、再注目を浴びる時代劇や特撮戦隊ヒーロー、ラブコメの魅力も考察。5月で閉場する大阪松竹座ゆかりのグラビアも必見。さらに、現在ボーイズグループオーディションを手掛ける秋元康さんにもロングインタビュー。スポーツエンタメの頂点ともいえるメジャーリーグに関するページも。

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