内臓脂肪が減少! いま話題の“立つだけダイエット”とは

ウェルネス
2025.04.18

SNSで「本当に立つだけで痩せるの?」と話題沸騰。「立つだけダイエット」の提唱者・小山晃英さんに真相を直撃。

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1日1時間、座る時間を立つ時間に置き換えると…
消費カロリーが27kcal増加×30日(=1か月)=810kcalのカロリー消費
ジョギング16km分に!

「元々血管の研究をしており、血流促進が健康増進につながることを実感していました。10万人を超える日本人のデータを用いて、座っている時間が長いと血流が滞り、高血圧や糖尿病などの生活習慣病に影響し、死亡リスクが増加することが判明。さらに座る時間を立つ時間または歩く時間に置き換えるとどうなるかを検証したところ、内臓脂肪が減少することが明らかに。具体的には、座る時間が1日2時間増えるごとにお腹まわりの内臓脂肪面積が1.145cm2ずつ増加し、逆に立つ時間が2時間増えると、内臓脂肪は0.763cm2ずつ減少しました」

ところで、2時間以上続けて立たないと効果がないの?

「積み重ねが大事なので、こまめに立つことを意識して、すきま時間に行うだけでも効果が得られます。また無理な姿勢でずっと立っていると体が凝り固まってしまうので、満員電車の中でやるよりも、スペースを確保でき、ゆらゆらと体を動かせるような状態で行うのが効果的。会議を立って行ったり、立ったままデスクワークしたりと、普段座ってやっていることを置き換えることから始めてみてください。慣れてきたら片足を上げてみたり軽くスクワットすると、より高い効果が得られます」

PROFILE プロフィール

小山晃英(てるひで)さん

奈良県立大学准教授(医学博士)、専門は心血管代謝内分泌学、社会医学、コミュニティデザイン。行動科学を取り入れた社会実験に取り組んでいる。

イラスト・別府麻衣 取材、文・鈴木恵美

anan2442号(2025年4月9日発売)より

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No.2442掲載2025年04月09日発売

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